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【vol.2】パネルへの考え方

作家ステンドグラスコラム by

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 ステンドグラスというと、教会に入っているものとして広く知られています。中世に教会に入れられたステンドグラスは当時文字の読めない人たちにとっての絵解き聖書であったといわれています。

 しかし現在では、部屋のインテリアとして使われる事が多くなりました。
 ステンドグラスのパネルは昼間は外からはよく見えません。室内で外の光りをとおして見るものです。その光りは時間帯や季節によってさまざまです。色ガラスをとおして見える光りはとても綺麗で魅入ってしまい心が癒されます。花を活けるのとどこか似ている気がします。また、夜になると室内の光で外からでもステンドグラスを見る事ができます。

 私はフランスに絵付け(ガラスに絵を描いて焼き付ける技法)の勉強に行った時にレストランや住宅などいたるところにステンドグラスが入っていて生活の中に溶け込んでいる感じでした。その時「ステンドグラスというのは枯れない花のようだな。」と思いました。
 今は、玄関窓のガラスなどでも『ステンドグラス調ガラス』というような商品もあります。これを良いか悪いかという判断は人それぞれです。生花と造花の違いみたいなものだと思います。

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 ステンドグラスというと、色がたくさん入ったものを想像する方が多いと思いますが、透明一色のシンプルなものもあります。透明といっても普通の透けて見えるものから模様の入ったものなどたくさんあります。こういったシンプルなものは玄関窓や家具の扉部分に使われることが多いです。
 私はいつもデザイン・制作する時に、それを見た人が優しいおだやかな気持ちになってくれたらいいなと思いながら作っています。

(2002年/9月)

Category: 作家ステンドグラスコラム

ネットショップにはお店の商品全てはUPしておりませんのでお店にも是非遊びに来て下さい♪

最後まで見ていただき本当にありがとうございます!皆様の一日一日が素敵で幸せな日々でありますように♪

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